メーラ/通信ソフトの中には,書式が付いたメール──HTML メールとかリッチテキスト(Rich Text)とかスタイル化文書とか呼ばれています──とか添付ファイルが付いたメールとかを送ることができるものがあります。これらはなかなか便利なものですが,必ずしも参加者全員がそのようなメールを,送信者が意図したとおりに読むことができるとは限りません。ですから,止むを得ない事情がある場合は別として,なるべく添付ファイルなしのメールを,書式なしのテキスト(text/plain)で,送るようにしてください。
text/plainメールについては,特にお使いのメーラの設定にご注意ください。
Eudora Pro(というメーラ)のバージョン3.0以降をお使いの方は次の点を確認してください。
Outlook Express(というメーラ)のバージョン4.0以降をお使いの方は次の点を確認してください。
Netscape Communicatorのバージョン4.0以降に付属しているMessenger(というメーラ)をお使いの方は次の点を確認してください。
また,Netscape Communicatorのバージョン3.0に付属しているMessenger(というメーラ)をお使いの方は次の点を確認してください。
機種依存文字,半角カタカナは絶対に使わないようにしてください。
機種依存文字とは,JIS(JIS X 0208=新JIS規格)で定義されておらず,従って特定の機種のコンピュータでしか正しく表示されていないような文字のことです。例えば,Macではきちんと表示される文字がWindowsマシンではきちんと表示されないということがあるのです。メーリングリストをご覧になる方の環境は様々です。そこで,ワープロソフトを使っている場合には何も問題はないのですが,メーリングリストでメールを送信する場合には問題が生じます。
以下の記号は使っても大丈夫です。
、。,.・:;?!゛゜´`¨^ ̄_ヽヾゝゞ〃仝々〆〇ー―‐/\〜‖|…‥‘’“”()〔〕[]{}〈〉《》「」『』【】+−±×÷=≠<>≦≧∞∴♂♀°′″℃¥$¢£%#&*@§☆★○●◎◇◆□■△▲▽▼※〒→←↑↓〓♯♭♪†‡¶◯
その他の記号の中でも,JIS X 0208(新JIS規格)で定められているものは総て,ここで定義しているような機種依存文字ではありません。従って総て,ISMメーリングリストで使ってもOKです(但し,半角カタカナを除きます──後述)。
実はそれらの中には古い機種では読めない記号もあるのですが,それは機種が悪いのです。もし“どの機種でも使える文字以外は総て機種依存文字だ”というふうに定義するならば,昔はひらがな・カタカナ・漢字は使えなかったのですから,そもそもひらがな・カタカナ・漢字は総て機種依存文字だということになってしまいます。つまり,そもそもインターネットメールでは日本語を使ってはならないということになってしまいます。
従って,ここでは,現在,妥当しているJIS X 0208(新JIS規格)で定義された文字セットを表示することができないコンピュータのことは無視します。すなわち,JIS X 0208(新JIS規格)で定義されている文字セットであれば,どれを使っても構いません(但し,半角カタカナを除きます──後述)。
Windowsがインストールされているマシンをお使いの方は,以下の点にお気を付け下さい。
丸付き数字は機種依存文字です。
以下の文字を使ってはなりません。
丸付き数字を使いたいときには,括弧+数字──(1),(2),(3)など──で代用しましょう。
ローマ数字は機種依存文字です。
以下の文字を使ってはなりません。
なお,ローマ数字の中にはアルファベットに似ているものもありますが,それらはアルファベットとは別のコードに定義されています。例えば,ローマ数字の大きな1(Shift JISの8754)は,全角のアルファベットの大文字のアイ──つまり“I”(Shift JISの8268またはJISの2349)──ではありません。
ローマ数字を使いたいときには,アルファベット──I,II,III,i,ii,iii──で代用しましょう。
略記号の一部は機種依存文字です。
以下の文字を使ってはなりません。
コンピュータで使えるカタカナには,全角のカタカナ(正確にはJIS X 0208で定義されているカタカナ)と半角のカタカナ(正確にはJIS X 0201で定義されているカタカナ)とがあります。エディターなどで見ると,半角の文字は全角の文字の半分の幅しかありません。例えば“A”は全角,“A”は半角です。これはアルファベットの例ですが,同じことがカタカナについても妥当します。ディスプレー上では,モノスペースのフォントでプレゼンテーションされると,例えば,カタカナの“ア”は全角と半角とでは,──
全角文字では……
半角文字では……
のように異なって見えます。
詳しい説明は省きますが,メールに半角カタカナを用いると,文字化けする可能性が非常に高いのです。それだけではなく,インターネットのシステムに打撃を与えることさえあり得ます。以下のような半角カタカナは絶対に使わないでください。
その他,機種依存文字・半角カタカナについては,なかなかWebページ上では表現しにくいこともあります。是非とも,このページの 一番下 からPDFファイルをダウンロードしてください。
投稿する際には,便宜的に,独立した発言とコメントとを分けてください。例えば,○○さんが“海は広いな大きいな”という発言をしたと仮定します。これに対して,あなたが“いや○○さんはそうおっしゃるが,大宇宙に較べれば海は狭いし小さいのだ”という発言を投稿する場合には,それは○○さんの発言に対するコメントをなします。あなたのコメントに対しては,○○さんの投稿は元発言になります。元発言に対するコメントを投稿する際には,元発言の番号を明示してください。その書式については,“ ISMメーリングリスト規則 ”のページをご覧ください。
コメントは一連のリンクをなして続きます。一本の木からいくつもの枝が分かれ,その枝からまた別の枝が分かれるように,木のような構造をなして続きます。これをコメントツリーとかスレッドとかと呼びます。
もし○○さんの投稿が△△さんの発言に対するコメントであったとすれば,○○さんの投稿はあなたの投稿に対しては元発言ですが,△△さんの投稿に対してはコメントです。これに対して,もし○○さんの投稿がだれの発言に対するコメントでないとすれば,○○さんの投稿は独立した発言になります。既存のコメントツリーでの議題に馴染まない発言,新たな議題を提出する発言をする時には,独立した発言を行ってください。
元発言(あるいはISMメーリングリスト以外のドキュメント)を引用する際には,必ず引用したことを明記してください。引用したことを明記するためには,引用記号をお使いください。その書式については,“ ISMメーリングリスト規則 ”のページをご覧ください。
特定の個人宛の私信(親展信書)はこのメーリングリストに投稿しないようにしてください(つまりism-topicsあるいはism-study宛に送らないようにしてください)。ism-topicsあるいはism-study宛にメールを送ると,参加者全員に同一文面のメールが送信されてしまいますよね。そうすると,特定の個人宛に出した秘密のメールが参加者全員によって読まれてしまいます。
特に,メーラの“返信”機能を使っている方はご注意ください。大抵のメーラには“返信”機能というのがあり,これを使うと,確実に,宛先を間違わずに,こちらに着信したメールに返信を出すことができます。これは非常に便利であって,この機能を使うと,私のようにism-studyとism-topicsとを間違えて投稿するなんていう失敗がなくなります。
けれども,特定の投稿者の投稿を読んでそれに答えるような気持ちでその人宛に秘密の私的メールを出す時には,メーラの“返信”機能を使うとメーリングリスト宛にメールが送られてしまい,その人宛の私信が参加者全員に読まれてしまいます。
特定の個人宛に秘密の私的メールを出したい時には,たとえそれがメーリングリストへの投稿に対する返信であっても,お手数ですが,メーラの“返信”機能は使わずに,その人宛にメールを送信するようにしてください。
もちろん,メーリングリストへの投稿に対してお返事を出したい時に,そのお返事がメーリングリスト内で公開されても構わない──あるいは公開されるべき──ものである場合には,メーラの“返信”機能を使っていただいて,一向に構いません。