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神山です。今日は。

>  ご承知のように,銃規制法案に反対する論拠の一つはアメリカ憲法,もっと
> 言うと経験論的政治理論(不法な政府は打倒していい。そのためには,人民側
> が政府打倒のための武器を予め準備しておかなければならない)ですが,“大
> 衆”消費時代は“個人”が武器を持つことによって初めて成熟するのでしょ
> う。

賛成。マイクロソフト社の独占はたいへんよろしい武器を提供してくれました。
カウンターカルチャーのパワーはヒッピーではなく、けちなクレームにあり。
国家という巨大なものの力に対して、自己労働による私有財産を持つ、国家からフリーな自由人の闘争は、まだ萌芽にすぎなかった。企業という巨大なものの力に対してけちをつけるちんけな闘争こそより具体的な闘争なのだ。というよりも、企業というシステム世界によって消費者は操り人形か、無力な従者となっている、という局面はまさに企業という力の露出によって対抗する個人を招き寄せてしまうのである。消費者主権の美化も企業権力への絶望も、ネットの公共世界の広がりという具体性によって批判されている。
――とおもいました。

取急ぎ。