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第72回(2000年度第4回)ISM研究会

日時:06月25日(日曜日)
      14:30〜
場所:立教大学5号館2階
      院生控室
TEXT:『環境経済学への招待』
      植田和弘著
      丸善(丸善ライブラリー266),1998年4月
範囲:第8章
報告:浅川 雅巳(コメント)
      高橋 和敬(第8章)

※引き続いて,植田和弘さんの『環境経済学への招待』(丸善,丸善ライブラ
リー266,1998年4月,740円)を読んでいきます。この本では,世間と近代経
済学で地球環境の破壊とそれに対する対策についてどういう議論が行われてい
るのかということが,要領よく纏められています。

 今回,取り挙げる第8章は,本書の纏めの部分であって,本当に豊かな社会
をつくるためには,環境収奪型の開発から,地域性を重視した開発へと開発戦
略を転換するということを強調しています。筆者の立場は,宮本憲一さんの内
発的発展論,宇沢弘文さんの社会的共通資本の理論などとリンクする立場で
す。

 それとともに,今回は,この本全体の検討を通じて,環境問題の位置付け,
それに対する色々な理論的立場の位置付けなどを総括的に探っていきます。

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 『環境経済学への招待』は今回で終わる予定です。今回は次回以降のテキス
トを選ぶ予定です。今後に取り挙げてほしい──あるいは取り挙げるべき──
テキストがありましたら,お教えください。

 現在のところ,──

『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』,マルクス,国民文庫32,大月書店
    ナポレオン3世によるクーデターを扱っている本。現代社会の国家機能の
    解明に役立つと予想されます。
『フランスにおける内乱』,マルクス,国民文庫31,大月書店
    普仏戦争後のパリ・コミューンを扱っている本。未来社会への過渡期の国
    家形態の考察に役立つと予想されます。
『哲学の貧困』,マルクス,国民文庫13,大月書店
    プルードンの『貧困の哲学』を体系的に批判している本。社会科学方法
    論,経済学理論の理解に役立つと予想されます。

などが候補として挙げられています。但し,前半期の予定は残り僅かなので,
取り敢えず“つなぎ”のテキストを読んで,後半期から上記テキストの一つを
読み始めるという案もあります。

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 今後の予定は,──
07月09日(日曜日)
    23日(日曜日)
です。予定を立てる際の参考にしてください。

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 会場の地図については,ISM HPの“スケジュール”グループの“今後の予
定”ページ──
http://homepage1.nifty.com/ismhp/z8pq2cnw/Sch_Fno.htm
をご覧ください。

 なお,PDFをダウンロードする時には,くれぐれも,いったんローカルディ
スクに保存してから閲覧することをお薦めします。詳しくは,“最初にご覧く
ださい”グループの“ファイルのダウンロードについて”ページの“ダウンロ
ードテクニック”項目──
http://homepage1.nifty.com/ismhp/z8pq2cnw/Rdt_File.htm#Down
をご覧ください。

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 ひょっとすると,Outlook Express 5というメーラをお使いの方には,この
メールの中のロゴの部分が見にくいかもしれません。私はJISで定義されてい
る一般的な文字コードしか用いていません。ですから,そのような症状を経験
された方は,先ずこのメールが表示されているOutlook Express 5のメッセー
ジウィンドー上でメールの本文(body)全体を選択し[*1],次にクリップボー
ドにコピーし[*2],最後にお好みのエディタ・ワープロに貼り付けてくださ
い。必ず読めます。

[*1]メールの本文全体を選択するには,(i)メニューか
ら“編集(E)”/“すべて選択(A)”を選ぶか,(ii)キー
ボードから“[Ctrl]+A”を押すか,あるいは(iii)マウ
スの右ボタンをクリックすると現れるクィックメニュー
から“すべて選択(A)”を選ぶかしてください。

[*2]クリップボードにコピーするには,(i)メニューか
ら“編集(E)”/“コピー(C)”を選ぶか,(ii)キーボー
ドから“[Ctrl]+C”を押すか,あるいは(iii)マウスの
右ボタンをクリックすると現れるクィックメニューから
“コピー(C)”を選ぶかしてください。