本文

 尾崎君,ISM研究会の皆さん,今井です。追伸その2です。

1.追加のテスト1

 先ず,以下の手順で,この現象がドキュメント依存なのか,ドキュメント独
立なのか,確認してください。

(1)メニューバー上で,“ファイル(F)”/“新規作成(N)...”を選択して,ド
   キュメントを新規作成します(テンプレートは何でも構いません)。

(2)適当な文字列(例えば“ああああああああ”)を本文に打ち込んでから,
   その文字列の任意の部分に脚注を設定します。

(3)脚注ウィンドウでも適当な文字列(例えば“いいいいいい”)を打ち込み
   ます。

(4)この新しいドキュメントを印刷し,脚注の境界線が印刷されているのかど
   うか,確認します。

2.追加のテスト2

 次に,以下の手順で,デフォルトの境界線以外では,境界線がどのように印
刷されるのか,確認してください。もしデフォルトの境界線以外の境界線が正
常に印刷されるのであれば,論文提出の際には,緊急避難として,境界線を変
更して印刷するということが可能です。

(1)現在のドキュメント(アクティブになっているドキュメント)が,脚注の
   境界線が印刷されないドキュメントであることを確認します。もし現在の
   ドキュメントが,脚注の境界線が印刷されないドキュメントでないのであ
   れば,脚注の境界線が印刷されないドキュメントを開きます。

(2)現在のドキュメント(脚注の境界線が印刷されないドキュメント)を保存
   します。この後は,印刷が終わるまで現在のドキュメントを決して保存し
   ないようにします。

(3)“[ism-topics.348] Re: How To Use MS Word”(2001年01月02日 14:16)
   「1. 脚注に境界線を入れる」の「1.」〜「4.」の手順で,脚注の境界線を
   編集することができるようにします。

(4)デフォルトの脚注の境界線を消去し,その代わりに,脚注の境界線として
   テキストの“----------”を指定します。

(5)現在のドキュメントを印刷し,脚注の境界線(テキストの“----------”)
   が印刷されているかどうか,確認します。

(6)“[ism-topics.348] Re: How To Use MS Word”(2001年01月02日 14:16)
   「1. 脚注に境界線を入れる」の「1.」〜「4.」の手順で,脚注の境界線を
   編集することができるようにします。

(7)現在の脚注の境界線(テキストの“----------”)を消去します。

(8)“[ism-topics.350] Re:”(2001年01月04日 02:22)および“[ism-
   topics.354] Re:”(2001年01月04日 05:14)の手順で,脚注の境界線とし
   て罫線の水平線を指定します。

(9)現在のドキュメントを印刷し,脚注の境界線(罫線の水平線)が印刷され
   ているかどうか,確認します。

3.フォントの確認

 それから,次の二つの欧文フォントファイルが壊れていないかどうか,確認
してください。何故にこのような確認が必要であるかと言うと,Wordのデフォ
ルトの脚注境界線は,内部的には,欧文フォントのenダッシュを利用している
からです。このことは,PDFおよびPSファイルの解析によって確認しました。

(1)スタートメニューから“設定(S)”/“コントロール パネル(C)”を選択し
   ます。すると,タイトルバーに“コントロール パネル”と表示されている
   ウィンドウが開きます。

(2)タイトルバーに“コントロール パネル”と表示されているウィンドウ上
   で,“フォント”アイコンをダブルクリックします。すると,タイトルバ
   ーに“Fonts”(あるいは類似のテキスト)と表示されているウィンドウが
   開きます。

(3)タイトルバーに“Fonts”(あるいは類似のテキスト)と表示されているウ
   ィンドウ上で,“Times New Roman”と表示されているアイコンがあるはず
   なので,それをダブルクリックします(もしそのアイコンがなければ,そ
   のように報告してください)。すると,タイトルバーに“Times New 
   Roman (True Type)”と表示されているウィンドウが開きます。

(4)タイトルバーに“Times New Roman (True Type)”と表示されているウィン
   ドウ上で,表示エリア内にきちんとアルファベットが表示されているのか
   どうか,確認します。(もし表示が正常であれば,a〜z,A〜Z,1〜0など
   のアルファベットとともに,各種の大きさで表示された“The quick 
   brown fox jumps over the lazy dog”という文が表示されているはずです)。

(5)タイトルバーに“Times New Roman (True Type)”と表示されているウィン
   ドウ上で,“印刷(P)”ボタンをクリックして,印刷し,印刷内容が正常で
   ある(画面と一致している)かどうか,確認します。

(6)タイトルバーに“Times New Roman (True Type)”と表示されているウィン
   ドウを閉じます。

(7)タイトルバーに“Fonts”(あるいは類似のテキスト)と表示されているウ
   ィンドウ上で,“Century School Book”と表示されているアイコンがある
   はずなので,それをダブルクリックします(もしそのアイコンがなけれ
   ば,そのように報告してください)。すると,タイトルバーに“Century 
   School Book (True Type)”と表示されているウィンドウが開きます。

(8)タイトルバーに“Century School Book (True Type)”と表示されているウ
   ィンドウ上で,表示エリア内にきちんとアルファベットが表示されている
   のかどうか,確認します。(もし表示が正常であれば,a〜z,A〜Z,1〜0
   などのアルファベットとともに,各種の大きさで表示された“The quick 
   brown fox jumps over the lazy dog”という文が表示されているはずで
   す)。

(9)タイトルバーに“Century School Book (True Type)”と表示されているウ
   ィンドウを閉じます。

(10)タイトルバーに“Century School Book (True Type)”と表示されている
   ウィンドウ上で,“印刷(P)”ボタンをクリックして,印刷し,印刷内容が
   正常である(画面と一致している)かどうか,確認します。

4. メモリ総量とシステムリソース残量の確認

 それから,メモリ総量とシステムリソース残量とをご確認ください。何故に
このような確認が必要であるのかと言うと,メモリ総量あるいはシステムリソ
ース残量が極端に低いと,Word 2000の印刷がおかしくなることがあるようだ
からです(Word 2000のHelpファイルで確認しました)。

(1)デスクトップ上にある“マイコンピュータ”アイコンを右クリックしま
   す。するとコンテキストメニューが表示されます。

(2)コンテキストメニューから,“プロパティ(R)”を選択します。

(3)“パフォーマンス”ページタブがあるはずですので,このページを表示さ
   せます。

(4)“パフォーマンス”ページ上に“メモリ”の項目と“システムリソース”
   の項目が表示されているはずですので,そこの数字を紙に書いておきま
   す。